今回の米の不足感は、停電と緊急支援物資、燃料が不足しているところから発生しています。 物資はあるので、絶対に長期化しないので、パニック買いにならないようにお願いいたします。ガソリンについても同様です。 それで、こんな事があったというお話を、ご紹介いたします。
<<笑える様で笑えぬお話>>
1993年(平成5年)の日本における記録的な冷夏による米不足現象があった年。 平成五年の米パニックのときの事です。一つの人災とも言える現象だったとおもいます。
それこそ、超不作の時だったので、米の売り場に500人もの行列ができ、お客様同士の取り合いなども起こった年の事でした。
普段つきあいの無い友達・営業店さんからも、「米・米」と電話が来たりする。 「不作の年の米はまずいから、無理しないで、当面の分にして、去年の米とか一昨年の米にしたら・・・」とおすすめしていました。
そんな中、とある中年のご婦人さんに請われた。 「明日食べる米もないし、育ち盛りの家族も多いので、なんとか二袋分けてほしい」と・・・。 あまりにも気の毒そうだったので、一袋のところ二袋、特別に販売する事にした。
すると、「重いものを運べないので、車まで運んでくれないか?」 という事だったので、快く車にまで運んだ。
ご婦人はトランクを開けて、「ここに置いて欲しい」といわれトランクの中を見た。
するとトランクの中には10kgの米が15袋くらい入っていた。
「・・・・・・・・・」(絶句)
「お客様、これだけあれば、無理してお米を買わなくてもいいんではないですか? 本当に食べられないお客様に渡したいので、返品させてください !!」
「お金を払ったんだから私のものよ !! いいから中に入れて !!」と大層な剣幕。
やむをえず、二袋をトランクの中に置いた。
非常に面白く無かった・・・。心がムカムカする。「騙された」の感がした。
翌年その方が、新米の時期に、ご来店した・・・・。 「新米いかがですか ? 」 と訪ねると・・・・ 「旨くない米が、まだまだ10袋位、沢山あるから・・・」 「あんたのところで、二袋買ったから返品する !!」 「精米してから1年を経過したお米の返品 !! それはご勘弁を・・・・」 「もち米を入れたり、メニューにカレーや炒めものを、多くすると、なんとかなりますよ。」
皮肉な事に翌年の米は非常に出来が良かった !!
— 皆様良識ある、お買い物をぜひお願いいたします。 —
ガソリンについても、スタンドの行列をみていて・・また、ガソリンを取得した方々のお話を聞いていても、感じるところです。 「ガソリンが六時間も待って、取得できたけど、次いつ入るか判らないから、車を使わない。」というお話などを伺っていて、ちょっと疑問が・・・・・?。
今一番必要なのは、被災地支援、そして、燃料・食料搬送確保、次に食料生産燃料確保、産業復興支援・災害防止です。たとえば、採卵鶏・肉用鶏も餌の搬送がなくて、まもなく餓死せざるをえない。牛乳も集乳ができず、また重油がないので、工場稼働ができない。豆腐・パン・もやしも生麺生産も同様の形で、中止せざるを得ない状況。被災地のガソリンパニックが人災に発展する事も想定されます。
個人の生活の中でガマンできるところは少しガマンして、重点のところに燃料を回せる様に、なんとかご協力を、お願いいたします。
ということで、私は今日も、自分にできる事として、自転車で頑張ります。
被災地の皆さん、頑張ってください !!
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チラシを見て社長さんに声をかけさせていただきました。試して見てーと話題のお豆腐を…