白せんべい |
せんべいという名ですが・・ 通常、もち米でつくったお菓子は うるち米でつくったものは、煎餅・・ 不思議ですが、南部煎餅は小麦粉・・これも煎餅・・ 変な添加物ははいっていないので ゆっくりと食べると味がでてくる。だから飽きない。 化学調味料の多い食べ物は、 風邪になったときに、化学調味料とか保存料の多い いい品ですね・・。離乳食などにもよくつかわれた。 盛岡周辺だけだったのかわかりませんが・・ 絶滅したお菓子の一つに、 そうならない様に、大切にしていきたい品の一つですね・・。 |
昔(今も?)は仏事にも使われていた・・ |
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お菓子問屋さんの「堀江」さんの田村さんが
「うきせんべいを探している!!」って話をしたら・・
調べてきてくれました・・・。田村さん、ありがとうございます ! 。
貴重な資料なので、掲示しておきます。
白煎餅あれこれ・・・
①もち米を蒸かして搗く。
「それもよ~く、よ~く丹念に搗いたもんだ~」
②搗いた餅を適量に切って型にいれて焼く。
(南部煎餅を焼くときと同じような型で)
③はみ出た耳をとったり、残したりと、業者によって様々。
④「煎る時のまきはなぁ~、松の木をつかってたんだ。」
「なんでぇ?」「松の木は燃えが弱いがら、具合がいがったんでねぇがぁなぁ~」
・・・「年寄りや病弱な人さ、湯に溶かして飲ませだり」・・
・・・「お産の後にのませだり」・・・
(乳の出がよくなる様にと、20年前に大更出身のお母さんも飲まされたそうな)
・・・「赤ん坊には、少し水さぁつけでぇ柔かぐして食わせぇだぁもんだぁなぁ~」・・・
***仏事の本には「せんべい花」と書いている。
これに使われている物と推測される。
***地域によっては、使い方が様々。
半円に切ったり、三角に切ったり、貼り付けも立体的にしたりと多様。
***なんで使われる様になったのかなど、起源や実体は、今のところ不明。
丸美屋さん曰く、「現在盛岡近郊でつくっているのは、うちと川村せんべいさんぐらいかな。
前は雫石のヤマザキさんがやってだけど、止めだのがな~」
余談では、「うきせんべい」の生地をつくれるのは、川村せんべいさんだけだそうな。
川村さんで作れなくなると、盛岡の「うきせんべい」も、盛岡から無くなる??
金田一さんの「福あられ」が無くなったのも、生地を作る機械と作り手が無くなって
廃れたもの。残念・無念の時代が再びくるのかなぁ~。
—-お菓子やさんとの話の中から—-
「あられ」・「おかき」・「せんべい」。この三つの違い。
原料で分類
「せんべい」・・・・うるち米
「おかき」「あられ」・・・もち米
「あられ」・「おかき」は大きさと形で分類(きちんとした基準はない)
小粒でサイの目状のものが、「あられ
若干大きめのサイズ且つ、薄く板状/棒状のものがおかき」
「かき餅」が原型で、お餅を切って干してから焼いたもの。
「あられ」はもちを砕いて、大鍋で炒る音が「霰(アラレ)」に似ている事から「あられ」なそうな・・。
う~ん お菓子の文化は深いなぁ~