– 塩レモン レモン塩?? –
|
本当にいろいろな作り方があります。
①NHKあさいちでの紹介 モン(国産)・・・3~4コ 粗塩・・・カップ1~1と2分の1
②別なサイトでは レモン大3個 自然海水塩 50g(レモンの重量の10%)
③また別なサイトでは レモン・・・5個(800g) 塩・・・大さじ5~7 ※レモンの重さに合わせて15%から20%程になるように
④また別なサイトでは レモン約3個 粗塩大さじ2
⑤またまた別のサイトでは 長期保存をするので・・ 無農薬レモン適量 粗塩レモンの重量の100%以上
の作り方の説明では・・ 正確な塩分濃度がわからないので・・・
作り方はそれぞれで、良い訳ですが・・ 塩分濃度は、確認をしておいて欲しいかな~という事で・・・
重さを計ってから作るのが安全!!なので
続きには、計算の方法を記載しておきます。
|

|
|
|
塩の小さじ 大さじ カップの質量から重量を確認して重量を産出
小さじ1 大さじ1 1カップ 水との比較
5ml/5cc 15ml/15cc 200m;/200cc
あら塩(並塩) 5 g 15 g 180 g 0.9
食塩 6 g 18 g 240 g 1.2
精製塩 6 g 18 g 240 g 1.2
この場合レモンの重さに対して10%という場合の塩分濃度は・・
レモン1個 160~170g×3 ≒ 500gだとして
このレモン重量の10%だとすると・・・50g
50/500=10%となるような感じがしますが・・・・
実際の塩分濃度は・・
食塩の重さ
塩分の濃度は、濃度(%)=————-×100 で求められるので.
全体の重さ
50/(500+50)×100(%) = 9.09% という塩分濃度になってしまいます。
特に、常温での保存をするという目的であれば、基本的には、10%以上の塩分濃度をおすすめしています。
これは、梅干しも同様です。
上記の
①の場合は・・
(1) レモン3個(480g) 塩カップ1(180g) だとすると・・ 塩分濃度は 27%
(2) レモン4個(640g) 塩カップ1と1/2 (270g) だとすると・・塩分濃度は、29.6%
②の場合は
レモン大3個(約500g) 自然海水塩 50g(レモンの重量の10%)・・塩分濃度は9.09%
③の場合は
レモン・・・5個(800g) 塩・・・大さじ5(75g)~7(105g)
※レモンの重さに合わせて15%から20%程になるように調整しましょう
と書いてあり、実際の塩分濃度は、(1)8.5% (2)11.6%
④の場合は
レモン約3個(480g) 粗塩大さじ2(30g) 5.8%
⑤の場合は
無農薬レモン適量 粗塩レモンの重量の100%以上
仮に レモン3個(480g) 塩(480g)だとすると 50%
という具合になります。
特にレモン1個という表現だと 80g~200g位の差があるので・・、
やはり重さを計ってから作るのが安全という訳ですね。
※塩分濃度が低けりゃいい??
味噌もそうですが・・使う量で調節というのが一番大切です。
※最低でも、10~12%以上は なければ、常温での長期保存には耐えられないと思います。
もともとのモロッコの塩レモンの場合は・・⑤位のものでなかったかと・・
早い話、レモンの塩漬け
日本の梅干しも、とにかく塩”ノッツリ”と乗せて作ったものですから、梅干しの中に
塩の結晶が浮きでて来たくらいです。
腐らせるという現象は・・・
①この塩分濃度を間違えるということ
②10%以下の場合は特に注意
③梅やレモンも中水分の量が違う時があるので個数や量で塩を決めると
塩分濃度が変わってしまう。
昨年の梅は水分が多かったのと、湿度の関係でカビの生える状態が多かったですよね。
こういう年は、酢をキツメにするか、塩をキツメにするという形で、防御できます。
仮に
塩分濃度10%とすると実比0.1なので
補数を使って1-0.1=0.9
素材原料500gだとすると
塩の重量=(500/(1-0.9))-500g という具合になります。
最近は「低塩だからいい!!」的な表現が多いですが・・。
要は、塩分を摂取する量をコントロールする事なので、
平均的に0.5%の味付けをするのが良いというのではなく・・・
全体の塩の重量 / 摂取重量 で味にメリハリを付けて食べる様にすると
美味しく食べられるのではないかと思います。
因みに、梅干しは一日一個、3Lサイズだと大きすぎる!!
とかっていう方がいらっしゃいました。
梅の大きさがそれぞれ違うので、大きい場合はチギッテ食べる!!
って話をしたら、へぇ~!! そうだよね!! と納得されておりました。