いよいよ「ひなまつり!!」
三月三日のひな祭り
本来は上巳(じょうし、じょうみ)の節句とよばれていたようです。
3月3日固定ではなく、3月の最初の”巳”の日がその節句だったようですが
その後固定されて3/3になったという事ですね。
女の子の幸せを願って!! という事で
いろいろと飾って、そして桃や桜を飾り、お供え物を添えて
雛祭り、雛遊びという習慣が残ってきたもの・・
最近はこういう風習もだんだん寂れて来ている感がありますね。
・・・・
この雛祭りに供えるのは、ひしもちというのが全国的?ですが・・
岩手には、本当に独特な供え物があります。
なぜか・・「花まんじゅう」という呼び名
饅頭というと小麦粉で作った物を想像しますが・・・
これは米の粉を「しとねる」ことで出来ます
この「しとねる」という言葉・・多分方言だと思いますが
古語から来ている言葉ではないかと・・・
古語のひとなる(人成る、自ラ四(自動詞ラ行四段))が語源かも
育てる 養うの意味から
つくなる(=積み上がった状態になる)
これがが岩手では
しとねる 「こねる」ことを「しとねる」と言う意味に変わって言ったのではないかも。
もう一つ、語源で考えられるものが・・
しとぎ
「粢(しとぎ)」とは
「水に浸して柔らかくした生の米をついて粉にし、
それを水でこねて丸めた食べ物」のこと。
米を原材料としたこのシンプルな食べ物は「餅の原型」ともいわれ、
古くから神前のお供えものとして欠かせない存在でした。
たまご形のものが一般的で、これに砂糖を加えればお菓子に、
火を加えて固めたものがいわゆるお餅になります。
はるか古代から、水耕稲作文化を受け継いできた国、日本。
大地とお天道様からの恵みを受けて、
全身全霊を傾け育くんだ「お米」が「次」に姿を変える時、
それは「しとぎ」となります。この小さく丸い物体には、
人々の自然への感謝、豊作祈願、そして幸福を願う心がこめられて、
大切に大切にお供えされてきたのです。
※米のほか、粟(あわ)、稗(ひえ)、黍(きび)、豆、
椚(くぬぎ)の実、楢(なら)の実などを粉にして水で練って団子状にしたものを、
粢(しとぎ)と呼んでいた説もあります。
もしかすると、下り物説だけではなく、縄文の時代からの食べ物かもしれませんね・・。
などと、さまざまと考えながら・・・
今週は・・ひなまつり!!