小豆今は様々な加工品として出回っております。 最近は以前と違って、表示に北海道産小豆100%、甜菜糖100%とかって書いているものも多くでてきました。。
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大粒で上品な逸品 大納言あずき 大納言は、あずきの中の特定の品種群ですが、その名前の由来は、「煮ても皮が腹切れしにくいことから、切腹の習慣が無い公卿の官位である大納言と名づけられた」ともいわれますが、江戸時代には「大納言」より小粒で「中納言」、「少納言」と名付けられた品種もあり、現在も一部地域に残っています。 大納言の栽培面積が一番多いのは北海道ですが、兵庫県、京都府で栽培されている「丹波大納言は」種皮が赤く、大粒で俵型をしており、江戸時代から知られていました。現在、北海道で栽培されている品種には、「アカネダイナゴン」、「ほくと大納言」などがあり、兵庫県、京都府にはそれぞれ「丹波大納言」「京都大納言」などの品種があります。 大納言は大粒で、煮くずれしにくいことなどから甘納豆や小倉餡の高級原料として用いられます。煮て食べてみると皮が柔らかく感じます。中身が多い為でしょうか ● 100粒重23g ● 表皮が淡赤色で充実している。(シワがない) ● 晩生種 ● 品質最高 ● 大出来で倒伏しやすい。 ● 湿気を好むが、過湿は晩熟となり収量・品質共に低下。 ● 過乾は草丈短く、稔実悪い ● 排水良好・保水力に富むほ場 ● PH6.0〜7.0 |
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「あずき」の名の由来と生まれ故郷 小豆の表記は漢語で、和名(大和言葉)は「あずき」「あづき」です。平安時代の「ほんぞう本草わみょう和名」では漢字の「赤小豆」を「あかあ阿加阿ず都き岐」と表記しています。 あずきの名の由来は、江戸時代の学者、貝原益軒の「やまとほん大和本ぞう草」によれば、「あ」は「赤色」「つき」及び「ずき」は「溶ける」の意味があり、赤くて早く柔らかくなるということから「あずき」になったとしています。他にも「崖崩れ」「崩れやすい所」の意味の「あず」「あづ」から、煮くずれしやすい豆の意味で付けられたとする説や、「赤粒木(あかづぶき)」が転じてあずきとなったとする説もあります。 原産地は一般に東アジアと考えられていますが、最近、祖先野生種と考えられているヤブツルアズキが日本、朝鮮半島、中国からヤマラヤにいたる広い地域に分布していることが明らかになったことから、栽培化が起こった地域を再検討する必要が出ています。 「あずき」の歴史、現在の市場 日本の主要産地は北海道で、国内生産量の8割を占めます。また、輸入ものは主として中国からてんしん天津しょうず小豆、とうほく東北しょうず小豆などの銘柄で輸入されています.日本では、縄文時代から古墳時代前期までの遺跡から小豆の炭化種子が発見されており、奈良時代初期の「古事記」に初めてその名が登場します。あずきは古来から人々の生活と密接に結びついた豆で、わが国や中国、朝鮮ではあずきの赤色に魔除けなどの神秘的な力があると信じられ、行事や儀式などに供されてきました。これらの習俗は中国に始まり、朝鮮半島を経てわが国に伝えられたとされています。また、薬用としても使われたようで、中国のみん明の時代の「ほんぞうこうもく本草綱目」の中に、あずきの効能や処方が記されています。 あずきの中で、特に大粒で、煮ても腹切れしにくい特定の品種群は「大納言」と呼ばれて、流通・加工上、普通のあずきと別扱いされ、一般的にあずきという場合は、大納言以外の普通のあずきを指します。市場では、大納言は普通のあずきより高値で流通しています。 あずきの大半を占める普通のあずきには「エリモショウズ」「きたのおとめ」「サホロショウズ」などの品種があり、作付面積は「エリモショウズ」が約7割占めています。 あずきのほとんどは餡や菓子の原料になり、和菓子、冷菓、菓子パン、汁粉、ゆであずきなどに用いられます。あずきマメ科 豆科の一年草。東アジア(中国東部・朝鮮・日本)が原産地で、ショウズともいう。 あずきは、古来人が常食とする五種の穀物「五穀」のうちのひとつ。 五穀は、「米」「麦」「豆(大豆・小豆)」「粟(あわ)」「黍(きび)または稗(ひえ)」。 あずきの歴史は古く、弥生時代には栽培されていたと言われている。静岡県の登呂遺跡からも発見されており、また「古事記」「日本書紀」でも記されている。 煮汁を着色料としたり、赤飯、アズキ粥として食されていた。赤い色は、呪力があるとされ、1年や季節の変わり目、生活の節目の時など厄除けとして利用されてきた。 アズキ粥は、小正月(1月15日)に食べる風習が、現在も残っている。祝い事に赤飯を炊く風習は、江戸時代後期から一般に広がった風習で、明治時代には祭りや祝い事に欠かせないものとなっていった。「強飯(こわめし)」「おこわ」ともいう。赤飯は当初、神前への供え物として「赤米」を炊いていた。赤米は、そのまま炊いても赤い色に炊き上がる。しだいに赤米の生産が減少したのにともなって、あずきを利用した赤飯が用いられるようになった。 あずきは天候の影響を受けやすく、年ごとに出来、不出来の差が激しく、値段の変動が大きな作物であることから、不作の年が続くと「赤いダイヤ」と 言われ、高価なものになる。 あずき【小豆】アヅキ マメ科の一年生作物。原産地は東アジア。古くから食用に広く栽培される。種子は大豆より小さ く暗赤色。あん・菓子などの材料とする。ショウズ。赤小豆。記上「鼻に―生(ナ)り…尻に大豆( マメ)生りき」 ―‐アイス【小豆―】。―‐いろ【小豆色】アヅキ‥―‐おり【小豆織】アヅキ‥―‐がき【小豆垣】アヅキ‥―‐がゆ【小豆粥】アヅキ‥―‐がわ【小豆革】アヅキガハ‥―‐じま【小豆縞】アヅキ‥―‐ぞうむし【小豆象虫】アヅキザウ‥―‐なし【小豆梨】アヅキ‥―‐ねずみ【小豆鼠】アヅキ‥―‐むし【小豆虫】アヅキ‥―‐めし【小豆飯】アヅキ‥―‐もち【小豆餅】アヅキ‥ あずきは漢方でも古くから利用されている。生薬名は「赤小豆(せきしょうず)」という。 主成分は、デンプンとタンパク質。 ビタミンB1が多く含まれており、脚気(かっけ)に効果がある。脚気は、米を主食とする民族特有の病気の一つで、ビタミンB1欠乏から起こる病気。また、疲労物質の蓄積を防ぐ働きがあるので、肩こり、筋肉痛、二日酔い、夏ばてに効果あり。母乳の出をよくする効果もある。 腸の働きを刺激するサポニンと食物繊維が豊富なので、利尿や便通をよくします。尿がよく出て、むくみもとれるので、心臓病、腎臓病にもよい。 皮膚にはれものが出来た時は、あずきの粉と大根おろしを一緒に練って、ガーゼにのばし、皮膚の腫れたところに湿布する。大根の冷やす作用と小豆の消炎作用で腫れがおさまる。 また、亜鉛や鉄分も多く鉄欠乏性貧血に良いので、不妊症や味覚異常者におすすめ。 しかし、あずきにはビタミンCやカロチンがなく、リンがカルシウムより多いので、腸からのカルシウムの吸収が阻害されると考えられる。また、あずきは、ほとんどの調理に砂糖を使用するので、砂糖の過剰摂取になりやすい。白砂糖を大量に使用すると、あずきの薬効が半減するので、その場合黒砂糖を用いると良い。 あずきの種類には次のようなものがある。 赤あずき−赤褐色(アズキ色) 北海道の十勝地方で栽培されるあずきは「十勝あずき」と呼ばれ、生産量も多く、 あんに加工しても質がよい。 赤あずきの中で粒の大きなものを「大納言(だいなごん)」 と呼び「丹波の大納言」が有名。丹波は他に「丹波の黒豆」も有名である。 白あずき−淡黄色 皮が柔らかく、特有の風味がある。白あんの材料として高級和菓子に利用される。 普通の白あんは、白インゲンマメが用いられる。 白あずきは、岡山県産「備中白あずき」が有名である。 緑豆−緑色 あずきと同属類に分類されている。 中国では、あずきより広く栽培されている。 豆モヤシの素材として最上とされている。 粉にしたものは、中国料理の食材「春雨」に加工される。 ささげ−赤褐色(アズキ色) 赤飯を炊く時、あずきは、煮ると皮が破れるため、武士の時代「切腹(胴割れ)」に 通じると言われ、皮が堅く破れにくい「ささげ」をあずきの代用として、赤飯に利用されていて、 現在でも、赤飯を炊く際に、ささげを利用することも多い。 選ぶときは、粒が大きく、そろっていて、皮が薄く、色ツヤのよいもの。 虫のつきやすい豆なので、風通しのよい、冷暗所に保存。 名称(マメ科ササゲ属・またはアズキ亜属) 小豆・赤小豆・紅豆 (和)Small red bean、Aduki(英) 餡子・お赤飯でお馴染みの小豆。 中国原産。でも、定かではありません。 アズキと一般的に呼ばれていますが、大豆(ダイズ)と比べてアズキ(ショウズ)と呼ぶこともあります。名前の由来は、「ア」が昔から赤い色を指しており、「ツキ」「ヅキ」が溶けるという意味があったそう。他のお豆より形が崩れやすい・・・ことから付いたという説があります。 登呂遺跡からも小豆は出土されており、日本書紀や古事記にも登場している程、日本には古くからあるお豆です。 種類は、 ・大納言は高級和菓子
岩手には「小豆ばっとう」という食べ物があります。ぜんざい風にひっつみが入っているような感じと言ったらいいのでしょうか? 粉でつくるへっチョコ団子・通常のもちをいれたもの等々様々です。 |
○ぜんざい○ 作り方 |