VB サンプル

【サンプルリスト】

Private Sub Sample()
  
  Dim dc As New Scripting.Dictionary
  Dim i

  dc.Add "KEY1", "ITEMx"          'キーと項目を追加します。
  dc.Add "KEY2", "ITEM2"          'キーと項目を追加します。
  dc.Add "KEY3", "ITEM3"          'キーと項目を追加します。
  dc.Add "KEY4", "ITEM4"          'キーと項目を追加します。

  If (dc.Exists("KEY1")) Then     'キー"KEY1"が存在した
     dc.Item("KEY1") = "ITEM1"    'キー"KEY1"の項目を"ITEM1"へ変更します。
  Else                            'キー"KEY1"が存在しない
     dc.Add "KEY1", "ITEM1"       'キーと項目を追加します。
  End If

  If (dc.Exists("KEY2")) Then     'キー"KEY2"が存在した
     dc.Remove ("KEY2")           'キー"KEY2"を削除します。
  End If

  For i = 0 To dc.Count - 1       '格納されている項目の数だけループします。
     Debug.Print dc.Keys(i) & "=" & dc.Item(dc.Keys(i))
  Next

End Sub

実行結果

KEY1=ITEM1
KEY3=ITEM3
KEY4=ITEM4

●Addメソッド [MSDN]

【機能】Dictionaryオブジェクトにキーおよび項目を追加します。

【書式】dc.Add キー , 項目

【例】dc.Add "キー" , "項目"

※ キーが既に存在している場合はエラーが発生します。

●CompareMode プロパティ [MSDN]

【機能】比較モードを設定します。値の取得も可能です。

【書式】dc.CompareMode = 比較モード

vbUseCompareOption	Option Compare ステートメントの設定を使用して比較する。
vbBinaryCompare	バイナリモードで比較する。
vbTextCompare	テキストモードで比較する。
vbDatabaseCompare	データベースに格納されている設定で比較する。

【例】dc.CompareMode = vbTextCompare

※ キーをセットした後で比較モードを設定するとエラーが発生します。

●Count プロパティ [MSDN]

【機能】格納されている項目の数を返します。

【書式】dc.Count

【例】
　For i = 0 To dc.Count - 1
　 Debug.Print dc.Keys(i) & " " & dc.Item(dc.Keys(i))
　Next

●Exists メソッド [MSDN]

【機能】指定のキーが存在するかチェックします。

【書式】result = dc.Exists ( キー )

【戻り値】

True	存在する。
False	存在しない。

【例】
　If (dc.Exists(varKey)) Then
　 dc.Item(varKey) = varItem
　Else
　 dc.Add varKey , varItem
　End If

●Item プロパティ [MSDN]

【機能】指定したキーの項目を変更します。値の取得も可能です。

【書式】dc.Item(キー) = 項目

【例】dc.Item("キー") = "項目"

※ 変更時に指定したキーが存在しない場合は、キーが作成されて、項目がセットされます。
※ 参照時に指定したキーが存在しない場合も、キーが作成されて、項目に空がセットされます。

●Items メソッド [MSDN]

【機能】項目の配列を返します。

【書式】dc.Items

【例】
　For i = 0 To dc.Count - 1
　 Debug.Print dc.Items(i)
　Next

●Key プロパティ [MSDN]

【機能】キーを変更します。

【書式】dc.Key(キー) = 新キー

【例】dc.Key("キー") = "新キー"

※ 指定したキーが存在しない場合は、エラーが発生します。

●Keys メソッド [MSDN]

【機能】キーの配列を返します。

【書式】dc.Keys

【例】
　For i = 0 To dc.Count - 1
　 Debug.Print dc.Keys(i)
　Next

●Remove メソッド [MSDN]

【機能】キーを削除します。

【書式】dc.Remove(キー)

【例】dc.Remove("キー")

※ 指定したキーが存在しない場合は、エラーが発生します。

●RemoveAll メソッド [MSDN]

【機能】すべてのキーを削除します。

【書式】dc.RemoveALL

【例】dc.RemoveAll