消去の方法・・VBA


ワークシートの消去・・・

無駄にマウスを使ってや範囲設定に
いらない無意味なルーチンワークに時間を割いていませんか?
ボタンひとつで、あのいやな同じ操作をしないですみます。

シートごとに消去する部分や方法が異なる場合

そこに無駄なルーチンワークの時間を割いていないですか?
これも工夫すると・・ボタン一つで、面倒臭いのがカットできます。

主な消去の方法として・・・
①全部を消去する
②計算式(ワークシート関数)が入っている部分を除いて消去する
②タイトル部分を除いて、消去する。

1.シートの消去をするコマンドボタンを作成
ダブルクリックすると・・

 

2.BVのコマンドボタンのイベントが開く
この場合はSheet2で実行させています。


 

3.ここに消去のコマンドをイロイロと書き込んでおきます。

‘コマンドの内容は・・・
コメントの部分の ( ‘ ) をとるとその部分が実行されます。

‘———————————-

‘Sheetの消去(簡単な消去の方法)
Private Sub CommandButton1_Click()

‘——————————————————————–
‘消去する部分を選択する
‘——————————————————————–

‘全消去をする場合は全選択 ‘下の行のコメントを外す
‘Cells.Select

‘表計算関数を残して定数を消去する場合は ‘下の行のコメントを外す
‘ActiveSheet.UsedRange.SpecialCells(xlCellTypeConstants, 23).Select

‘消去する部分を変更する場合は・・・’下の行のコメントを外す
‘Range(Cells(2, 1), Cells(10, 10)).Select

‘消去するのが2行目以降全行全列分を消去する場合は’下の行のコメントを外す
Range(Cells(2, 1), Cells(Rows.Count, Columns.Count)).Select

‘という風にSelect する部分を変更する

‘——————————————————————–
‘消去する内容を分けて消去する
‘——————————————————————–

‘選択された部分を全部消去場合は、’下の行のコメントを外す
Selection.Clear

‘定数の部分のみ(表計算関数を除いて)を消去する場合’下の行のコメントを外す
‘Selection.ClearContents ‘シート内のデータをクリア’

‘書式のクリア”下の行のコメントを外す
‘Selection.ClearFormats

‘コメントのクリア”下の行のコメントを外す
‘Selection.ClearComments

‘アウトライン(グループ化)のクリア”下の行のコメントを外す
‘Selection.ClearOutline

‘——————————————————————–

‘セルを選択する
Cells(1, 1).Select

End Sub
 

‘———————————-

それを張り付けておきます。

4.最初は全セルの消去の場合

 

5.実施してみます。

 

6.消去する内容は全部なのでCells.Selectで範囲を全部選択するようにセットすると

 

7.シート全部が選択されます。

 

8.選択した部分をClearかけると

 

9.全部が消去される。

 

10.選択している部分をCells(1,1)すなわちRange(A1)にします。

 

11.Range(A1)が選択されます。

 

12.次は選択する部分は定数を書き込んでいる部分のみ
すなわち、表計算関数をいれている部分は除くいた選択の方法にして

 

13.一応確認の意味でRange(B2)に数式をいれておきます。

 

14.Range(B2)にはRange(C2)とRange(D2)をくっつけた計算式の表記にしておきます。
   表計算関数も同じです。

 

15.これで数式がはいりました。

 

16.Range(B2)に数式が入っています。

 

17.Selectの部分を変えてみます。(コメントの部分を削除します。) ‘(カンマ)をとります。
それで実行させブレークポイントで止めて確認

 

18.定数(数式以外)の部分が選択されます。

 

19.Selection.Clear をかけると

 

20.数式の入っている部分を除いて消去されています。

 

21.Range(B2)に入っている数式を確認すると残っていますね

 

22.さて次は、タイトル行を除いて消去する方法で、1行目にはタイトルが入っているとします

 

23.選択する部分を2行目からにすると・・・。

 

24.2行目以降が選択され

 

25.クリアのコマンドが実行されたら

 

26.タイトル行を除いて消去されています。

 

27.タイトル行だけがのこりました。

 

消去の方法もさまざまできますね。
ルーチンなワークで・・
複雑な消去に時間がかかっていたのも・・・
こういう組み合わせをしていくと・・・
ボタン一つで
消去ができます。
あとは工夫しだいです。


2021年1月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
最近の記事
カテゴリ
月別アーカイブ